おはようございます、こんにちは、こんばんは。
じおーた(Twitter@JiotaQq8888)です。







今日の記事のポイント
- 米国株投資のきっかけは、ダウの犬投資法
- 年に1回、10分でできる銘柄スクリーニング法に惹かれた
投資を初めて半年ぐらい経った頃、日本株以外の投資も始めてみようと、手を出したのが米国株でした。
ただ、私には株の銘柄を細かく分析する余裕がありませんでした。
医師として駆け出しのころで、朝は早くから夜も遅くまで仕事をしていたし、
重症患者がいれば数日間病院に泊まり込むこともたびたびでしたから、時間がないのは当然でした。
そんなとき出会ったのが”ダウの犬投資法”という手法でした。
ということで、始めていきます。
本日の目次(タップすると飛ぶよ)
ダウの犬投資法とは?
ダウの犬投資法の古典的方法
ダウの犬投資法を一言で言うと、
「アメリカを代表する30企業の中から割安な高配当株を選ぶ投資法」です。
- 年に1回、ダウ銘柄に採用されている30銘柄を利回りの高い順に並べる
- 利回りの高い上位10銘柄を均等に買い付ける
- 1年間、ほったらかしておく
- 1年後、1に戻る
- 以下1~4の繰り返し
ちなみに買い付け時期に関しては記載がなく、いつからでも始められるとされています。
Beating the Dow(ビーティング・ザ・ダウ)
本書では、他に2つのポートフォリオを推奨しています。
- 高利回り最安株価5銘柄のポートフォリオ
- 下から2番目に安い株価の銘柄(1銘柄なので厳密にはポートフォリオと言えないかもしれない)
1つ目は、古典的方法で選んだ10銘柄を株価の安い順に並べる。安い順から5銘柄を選択するポートフォリオです。
2つ目は、古典的方法で選んだ10銘柄の中で、安い順から2番目の単一銘柄(PPPと名付けられている)になります。
1973→1998年の累積トータルリターン
実に痛快な数字が並んでいます。
26年間で
- 高利回り10銘柄:約72倍
- 高利回り最安株価5銘柄:約130倍
- PPP単一銘柄:約430倍
参考として、同期間のダウ平均株価の累積トータルリターンは約24倍でした。
わたしが実践しているダウの犬投資法のやり方をご紹介
最大限、利益を享受したかったんですが、さすがに単一銘柄に全力投球するのは怖かったです。
なので、私は、高利回り最安株価5銘柄とPPP単一銘柄を組み合わせたポートフォリオにすることにしました。

- 毎年1月某日にダウ銘柄に採用されている30銘柄を利回りの高い順に並べる
- 利回りの高い10銘柄を株価の安い順に並べる
- 安い方から5銘柄と安い方から2番目のPPP銘柄を決定する
- 資金を6等分し、PPPに資金の2/6、残り4銘柄に資金の1/6ずつ買い付ける
- 1年間ほったらかし
- 1年後、配当金+5銘柄の総評価額を資金として、1に戻る
- 1月に始められなかったら、自分の好きなタイミングでも可能(1年に1回、同じ時期に銘柄入れ替えを行う)
私は、SBI証券でこの投資法を実践しているため、米ドルで米国株を買っています。
SBI証券では1株単位での購入であり、購入資金を完全に均等にはできないので、ほぼ均等になるように購入しています。
ちなみにPayPay証券では日本円の金額指定で購入できて、円→ドルの両替が必要ないので非常にお手軽に、しかもきっちりと均等に買い付けることができちゃいます。
SBI証券とPayPay証券でやるダウの犬投資法 メリット、デメリットは?
SBI証券で実践する場合のメリット・デメリット
SBI証券を利用して、米国株を取引する場合、ドルで米国株を購入します。
したがって、まずは日本円で米ドルを購入しなければなりません。この一手間がデメリットになります。
手数料は、日本円→米ドル が1ドルに付き25銭、米国株取得が約定代金の0.495%です。
この手数料はPayPay証券よりも安く、メリットになります。
PayPay証券で実践する場合のメリット・デメリット
PayPay証券の場合、日本円で取引することになるので、1000円単位の金額で購入できます。
例えば、60万円の資金ならPPP銘柄を20万円分、残りの4銘柄を10万円分ずつ均等に買い付られます。
手数料は、日本円→米ドル が1ドルに付き35銭、米国株取得は0.5-0.7%(注文時間によって変化)です。
手数料はSBI証券に軍配が上がりますが、金額を均等に買い付ける、手間暇に関してはPayPay証券が圧倒的に楽です。
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2012→2023年の銘柄選択の変遷
私が実践しているダウの犬投資法の5銘柄ポートフォリオとPPP銘柄の変遷を示します。
2023年の市場が開いたら銘柄入れ替えします!
※ティッカー表示しているので、正式名称はググってくださいね。
参考までに
GE:ゼネラルエレクトリック、PFE:ファイザー、INTC:インテル、T:A&T、J
PM:JPモルガン、HPQ:ヒューレットパッカード、MSFT:マイクロソフト、
VZ:ベライゾン、CSCO:シスコシステムズ、MRK:メルク、WMT:ウォルマート、
KO:コカ・コーラ、XOM:エクソンモービル、WBA:ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、DOW:ダウ:ケミカル
2023年ダウの犬ポートフォリオ

みなさんが手っ取り早く知りたい情報ですよね。
参考(ダウの犬)
-
- 運用資金 24,154$(2023年1月現在)
- 運用ルール 運用資金をほぼ6等分してPPP銘柄を2/6、残り4銘柄を1/6ずつ購入する
- 売買タイミングは年始
- 運用銘柄 INTC, WBA, VZ, CSCO, DOW
- PPP銘柄 WBA
- 株保有数 INTC : 139, WBA:214, VZ:102, CSCO : 85, DOW:86
手数料も考慮し、完全均等になっていませんが、1銘柄約4,000ドル、PPP銘柄のみ約8,000ドルの元本で購入しています。
2012→2022年の成績


配当金は再投資に回しています。
例えば、2019年にもらった配当金は2020年の銘柄を購入するときの資金に組み入れています。
つまり、2020年に銘柄を購入する場合は、2019年に購入した5銘柄の合計評価金額+2019年にもらった配当金を2020年の元本としています。
グラフではほぼ右肩上がりですが、2019年から2020年にかけてはマイナスになっています。
このように年によっては前年比でマイナスになることもありますが、
約10年という長期スパンでは3倍以上に増えており、長期投資で考えても市場平均を超える成績を出しています。
ダウの犬投資法の参考書籍をご紹介
Amazonのレビューでも、一工夫された長期投資の手法、市場平均を超えた利益が出せる投資戦略など好意的な意見が多数です。
世界トップの経済大国アメリカの中でプロの投資家のトップ1%に入ったマイケル・B・オヒギンズが実践して年利20%超えを達成した戦略が学べます。
見た目は分厚いですが、”ダウの犬投資法”の手法を知るためには数ページ読むだけでOKです。
ダウの犬投資法を始めるにあたってよくある悩みや質問(Q&A)
損はしないのですか?
ダウの犬投資法は15年以上の長期投資を想定しています。
様々なデータがありますが、右肩上がりを続ける米国株のインデックス「S&P500」や「ダウ平均株価30種」は
15年以上保有して、愚直に配当再投資を繰り返すだけでプラスリターンとなることが過去のデータで明らかです。
ただし、上のグラフでも示した通り、前年と比べればマイナスになる年はあります。
また、購入して、1年経つまでの間に含み損を抱えている期間もあります。
結論として、単年や1年以内など短い期間で見ればマイナスの期間もありますが、
15年以上の長期ならば、市場平均を上回るリターンが見込めるダウの犬投資法が損をする可能性は極めて低いと言えます。
1年で資産を倍にしたいなど短期投資の方には向かない投資手法です。
1月にダウの犬を始められなかったのですが?
私は、年始に銘柄入れ替えを行っていますが、1月にできなくても問題はありません。
参考書籍の「ダウの犬投資法」では、1年のうち、いつ始めるかに関して記載がないのです。
この記事を読んで始めようと思ったのが9月なら、毎年9月に銘柄入れ替えすればいいのです。
(1月を逃したからまた来年まで待たなきゃ・・・)なんてことはありませんので、大丈夫です!
当ブログでも毎月月末に、その月からダウの犬投資法を始めるにはどの銘柄を購入したらいいかを公開しております。
1月に始められなかったと悲観するのではなく、あなたの好きなタイミングで始めましょう!
なぜ他の投資よりおすすめなのですか?
おすすめできる理由は2つあります。
投資手法が極めて単純であること、だれでも同じリターンが期待できることの2つです。
株は「銘柄の選択」と「利益を確定する売り時」の判断が難しいです。
儲かる株銘柄がどれか?
利益が一番出るタイミングはいつか?
これがわかるならだれも苦労はしません。
銘柄選択や株を売る決断が非常に難しいのです。
ダウの犬投資法では銘柄選択も売買タイミングもルール通りにするだけなので、自分で決断する必要がありません。
決断することは、ダウの犬投資法をやるか、やらないかなので、やると決めれば非常に簡単な投資手法だからです。
時間がない人におすすめなのはなぜですか?
冒頭にも書きましたが、銘柄選択にかかる時間は1年で10分間のみです。
当ブログを読んでいる方なら、月に1回出る恒例の記事「【米国株・ダウの犬】2021年〇月のダウ銘柄公表と現状報告」で選択する銘柄がわかります。
この記事を読む3分程度で銘柄決定できるので、時間がなくても投資ができ、
しかもリターンは市場平均を上回るので、時間効率面からも優れた投資戦略と考えています。
日本株でダウの犬投資法を試すのはどうですか?
確証はありませんが、私は否定的な意見です。
米国株と日本株で2つの大きな違いがあるのが理由です。
1つ目は、ダウ平均株価指数は右肩上がりですが、日経平均株価は右肩上がりではありません。
2つ目は、配当に関する考え方です。
配当に関する考え方で、米国株は日本株より配当を重視しています。
アメリカの高配当株の企業は安易に減配や無配しません。
この2つの違いが、米国株の高配当株戦略であるダウの犬投資法を支えていると考えています。
また、米国株でのダウの犬投資法は、マイケル・B・オヒギンズによって実践された過去があるので信頼性が高いです。
日本株でダウの犬投資法を実践した結果を記した本を私は知りません。
この違いがダウの犬投資法を日本株に適用した場合、市場平均を上回るリターンが期待できないのではないかと私は疑っています。
自分にも同じリターンが出せますか?
私は毎年12月末もしくは1月頭の株価で計算してダウの犬投資法を行っております。
同じタイミングで開始すれば、だれでも同じリターン(%)が得られるはずです。
ダウの犬投資法はどんな人に向いていますか?
私が実践してみて、ダウの犬投資法が向いている人は以下の通りです。
ダウの犬がおススメな人
- 10年~20年単位の長期投資運用を考えている
- 投資に割く時間はなるべく少なくしたい
- 自分で判断することを極力減らしたい
- 日本株以外に投資したい
- 市場平均を上回るリターンを期待したい
- 投資に関する勉強をあまりしたくない
「めんどくさがりだから、なるべく手間暇かけずに平均よりは稼ぎたい」
そんな人におすすめの手法ですね。
ダウの犬だけでは物足りないあなたに他の投資手法も教えます
ここまで読んでいただいて、ダウの犬投資法は年1回の売買をしたら1年後までなにもすることがないとわかりましたよね。
もちろん、その1年間を次の売買に向けて元金を貯める、というのも1つの手です。
それ以外の選択肢として、この1年で貯める元金は「米国株だけでなく日本株にも分散投資する」というのも1つの考えです。
私自身も米国株投資(ダウの犬投資法)以外に、日本株の高配当株投資に分散投資したり、
トラリピによるFX、さらには高配当株を担保にしたマネパの連続予約注文で利回りを上げています。
「卵は1つのカゴに盛るな!」という格言もありますので、米国株だけでなく日本株にも投資することで全財産を失うリスクを減らせます!
日本株高配当株投資
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【高配当株投資×医師ブログ】株初心者の勤務医に最適な投資方法とは?
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「卵は1つのカゴに盛るな!」
1つのカゴに卵を盛ってしまうとカゴを落としたときにすべて割れてしまうので、複数のカゴに盛ることですべての卵が割れないようにしましょうという注意です。
投資の世界に当てはめると、1つの会社より複数の会社、1つの業種より複数の業種、1つの国より複数の国に分散して投資しましょう!という意味です。
米国株一辺倒よりは米国株と日本株と分けておけば、分散も聞いてリスク回避できる可能性が上がると私は考えています。
また日本株も保有することで、ドルだけでなく日本円の配当ももらえるので、円高、ドル高どちらに傾いても資産は増えていくでしょう。
まとめ
本日お話した内容のまとめです。
・1年に1回、10分で銘柄のスクリーニングができるのは魅力的
自分の力でお金を増やす時代に突入した日本では、自助のための投資が欠かせません。
投資初心者でも簡単に始められて、ルール通りに進めるだけで、市場平均を上回るリターンを期待できるダウの犬投資法がお勧めです!
あなたがダウの犬を実行するときは、ネット証券No.1の証券口座 SBI証券がおススメです。
時間がないけど、市場平均を上回るリターンを期待して米国株に投資したい!と考えているあなた、
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投資は自己責任で!
では.