救急医のリアル

【医師の経歴6】教育力を磨いておいて得はしても損はしない

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おはようございます、こんにちは、こんばんは。

じおーた(Twitter@JiotaQq8888)です。

めでぃなさん
じおーた先生、初期臨床研修部門になって得た一番のものってなんですか?
ズバリ、『教育力』だよ。
じおーた
めでぃなさん
教育力?
仕事でもプライベートでも教育力があると、自分に最適な環境を作りやすいんだ!必要不可欠な力だよ。
じおーた

教育力を磨くことは、もはや人生において必須事項だと私は考えています。

ということで、始めていきます。

教育力は必須のスキル

医師にとって『教育力は必要不可欠なスキ』になりました!

こう私は断言します。

教育力が必要不可欠なスキルと考える理由は以下の通りです。

教育力が必要不可欠な理由

  • 臨床の世界で、自分の好きな医療を展開する環境を作るには、メディカルスタッフや後輩医師を教育できる能力が求められる
  • 研究分野でも、チームで取り組む昨今、同様にチームメンバーを教育できる能力が求められる
  • 家庭でも、子供の教育、パートナーの教育、親の教育をできる能力が求められる
じおーた
仕事でも、プライベートでも、もはや教育からは逃れられない・・・

教育力を重視するようになったきっかけ

私が「教育力」にきづいたきっかけ

私のきっかけは、初期臨床研修部門へのスタッフ就任でした。

初期臨床研修部門はその名の通り、初期臨床研修医が厚生労働省に規定された研修を修了できるようサポートするのが仕事です。

しかし、昨今、ただ研修を修了できるだけでは、初期臨床研修先の病院として学生に選んでもらえません。

学生に初期臨床研修先として選ばれ、地域の医療を守り、大学が生き残るためには「若手医師を育てられること」が最重要視されると考えるようになりました。

若手医師を育てられるようになるには、学生・若手医師への適切な指導やキャリア形成できる「教育力」を持つ医師が必要です。

医療界全体の「教育力」はどうか?

2004年に初期臨床研修が義務化されて以降は、指導者の変革の歴史といっても過言ではない17年間でした。

教育に関するポストは、大学にとどまらず市中病院でも雨後のたけのこのように増えました。

さらに「カリスマ指導医」と呼ばれる医師がうまれ、高報酬、好条件でヘッドハンティングされる例も散見されます。

教育力の高い医師は、「教育力」が大きな武器となる時代になりました。

初期臨床研修部門でやったこと

スタッフだった当時、大きく意識してやったことは以下の3つです。

意識した3つのこと

  1. 初期臨床研修部門の目標を明確にすること
  2. 院内指導者(医師だけでなく看護師も含め)への教育
  3. 他職種連携とシミュレーション教育の充実

基礎にあったもの

初期臨床研修部門への就任が決まったとき、すでに2つの救急関連の教育コースのディレクター資格を保有しておりました。

教育コースでの指導者の経験と知識を生かして、上の3つのことを考え、行動したのです。

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【第1回】目標を提示する(必須)

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初期臨床研修部門の目標を明確にした

『2年間の初期臨床研修を修了した段階でどんな医師に育てたいか』を明確にしました。

目標が設定されないと、指導医も研修医もどこを目指していいかわからず、迷子になってしまいます。

また、「こういう医師を育てるんだ!」と明確にすることで、そうなりたい!と思う学生も研修先に選んでくれるからです。

そして、明確にした目標を各診療科の医師にも説明する機会を増やしました。

大学は医師の数も多いうえに、人事異動も多く、なかなかスタッフへの周知が徹底できません。

その点も初期臨床研修部門のスタッフだけが気負っている状態でしたので、部門の目標を明確にすることで指導側の意思統一も図ったのです。

院内指導者への教育

各科任せだった指導や評価を統一したフォーマットに変更したり、指導医向けの講習を増やしました。

指導医からは、「具体的な指導方法がわからない」という声も多く寄せられていましたので、その意見をもとに講習を組みました。

また医師以外のメディカルスタッフにも指導方法の講習を行ったり、指導してほしい内容を具体的に話し合う機会を設けました。

浸透するにはまだまだ時間がかかりそうでしたが、一石は投じました。

多職種連携とシミュレーション教育

就任した当時は、医師は医師、看護師は看護師でシミュレーション教育を別々に行っていました。

現代医療はチーム医療が基本です。

したがって、初期臨床研修医に1年目のメディカルスタッフ全員を相手に現実に起こりうるシナリオを想定し、シミュレーション教育をすることにしました。

これは学習者のみでなく、指導者側も多職種になり、連携を要することになりますし、指導のレベルもアップさせることができます。

まさに一石二鳥の手段でした。

特にフィードバックという名の、感想を聞いて、自分の経験談を話すことが指導だと勘違いしていたスタッフへの指導力アップを図れた点が大きかったです。

他職種への勉強会はメリットだらけ

昔も今も、他職種への勉強会はたくさんやっております。

お願いされれば引き受けるし、こちらからお願いしてさせていただくこともあります

メリットだらけと言いましたが、どんなメリットがあるのでしょう?

勉強会のメリット

  1. 他職種に自分の存在を認識してもらえる
  2. 自分のやりたい医療、やってほしい医療を共有できる
  3. スタッフのレベルが上がる
  4. 自分の仕事が減る、当直で呼ばれることが減る
  5. メイン病棟以外のスタッフに顔見知りができると、その病棟で仕事がしやすくなる
  6. 自分のアウトプットの機会になる
  7. 自分への信頼がめちゃくちゃ上がる

実際に勉強会をやったことで、色々いいことがありました。

他科依頼で往診に行ったとき、誰に声をかけるかわからず困っていると勉強会に出ていた看護師さんが助けてくれたことありました。

当直のとき、教えた内容のことがあって看護師さんだけで対処してくれて起こされなかったこともありました(朝の報告で知りました)。

勉強会にでた看護師さんが、救急コースの研修も受けてくれたこともありました。

自分もあやふやだったことを勉強しなおす機会にもなりました。

一度スライドを作ると、少しのup dateで次年度もできるし、病院を変わっても勉強会が開催できます。

こんなメリットがたくさん得られる勉強会、やらなきゃ損だと思いませんか?

でも1つだけ注意しなければならないことがあります。

じおーた
相手のニーズを満たしてないと、信頼度だだ下がり・・・

まとめ

本日お話した内容は以下の3つです。

  • 教育力はもはや必要不可欠なスキル
  • 教育力の重要性にきづいたきっかけと実践したこと
  • 教育力を発揮するメリット

地域の、日本の医療を維持、発展させるには優秀な人材の確保が必要不可欠です。

花が美しく咲くには、果実が甘く実るには、まず種をまかなければなりません。

次に水をやり、肥料を与え、毎日少しずつ世話をしなければなりません。

学生、初期臨床研修医、メディカルスタッフへの日々のちょっとした教育が、明日の医療を担う人材の成長につながります。

このマインドをもつ医師、メディカルスタッフを育てる教育力をもてば、信頼度抜群の医師になれます。

そしてまわりまわって自分の仕事を助けてくれる仲間に恵まれることでしょう。

じおーた
教育力があるとモテるってわかってもらえたかな?

では。

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じおーた

医師・投資家|専門を腎臓から救急に鞍替えした彷徨えるアラフォー. 投資、教育、勉強の記事を中心に書いてます. 「不易流行」変えるべきを変え、変えざるべきを変えず.

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