この記事で解決できる悩み
- 知らないうちにコースでやってはいけない指導をしている
- コースでやってはいけない指導が何か知らない
『コースで指導するときについついやっちゃってませんか?』
本日の目次(タップすると飛ぶよ)
指導者としてやってはいけないこと
初心者からベテランまで指導者がついやってしまう過ち3つを示します。
やってはいけないこと
- 指導者が学習者の限界を設定する
- 自分の経験や学んできたことを語りまくる
- 「初心者なので学習者と一緒に勉強するつもりでがんばります」と自己紹介する
数々のコースでディレクターやブース長をしてきましたが、この3つの行動をする指導者は本当に多いです。
どれもよろしくないので、絶対にしないようにしましょう!
指導者が学習者の限界を設定する
学習者がどこまで習得するかは誰にもわかりません。
しかし、指導者が(今回の学習者ならこの辺りで十分だろう)と先入観を持つと、その段階を習得した時点で指導を止めてしまいます。
実を言うと、私も過去に(今日はあまり出来が良くないなぁ、アルゴリズム習得が精いっぱいかな)と考えて指導したことがありました。
その時に見学で来ていた僕の師匠の師匠が、学習者に声を掛けただけで見違えるように動きが良くなったのです。
師匠の師匠は、僕らにも「指導内容が良くないわけじゃない。しかし、学習者の限界を指導者が勝手に決めてはいけない!」と言われました。
ですから、指導者は学習者がクリアしていくなら、完璧まで達成するかもしれないと思い、指導しましょう。
学習者が課題をクリアする限り、高いレベルへ押し上げるのが指導者の役割です。
自分の経験談や学んできたことを語りまくる
いわゆる、しゃべり過ぎの人です。
初心者のうちは、人前でなかなか言葉が出せずに苦労するんですが、その期間を乗り切ると今度はしゃべり過ぎになる人が多いです。
その理由は、自分の経験や習得できたことが増えると、あれもこれもと、人に教えたくなるからだと考えています。
みなさんも思い出してみてください、自分が学習した時のことを。
一度にたくさんのことを教えてもらっても消化不良になりませんか?
あなたが習得したその内容は、どれだけの期間をかけて習得したことですか?
たった数時間で、指導者から語りまくられて、すべての内容を習得したわけではないでしょう。
経験談も、ときにはわかりやすい例として有効ですが、あまり経験談ばかりですと、指導内容から逸脱してきます。
あなたの独演会を聞きに来ているわけではないんです!
まずは、本日の学習内容で習得してほしいことをしっかり押さえることに全力を注いでください!
コースでは指導すべき項目が明記されていますので、事前準備で確認しましょう。

「初心者なので学習者と一緒に勉強するつもりでがんばります」と自己紹介する
一見、素敵な指導者に映りますが、全然素敵ではありません。
むしろ、失礼です。お金をもらう側がお金を払う側と同じように学ぶなんて失礼にもほどがありますよね。
似たような表現で「久しぶりの指導者参加なので・・・」「初めての指導者参加なので・・・」があります。

コースによっては、学習者から受講料を集めています。
受講料を取っていなかったとしても、学習者の貴重な時間を割いて習得したいことがあるからこそ来てくれているわけです。
受講料と学習者が割いてくれた時間に見合う指導ができる指導者になりましょう!
『私の主催するコースは、受講料に見合うだけの指導をしているというプライドを持っている』と言えます。
コースの料金が高いと言われたこともありますが、「安かろう、悪かろう」なので値下げを考えたことはありません。
私のコースに参加する指導者にも、「受講料に見合う指導ができるようになりなさい」と指導しています。

まとめ
本日は指導者としてやってほしくない3つのことについてお話しました。
初めての人からベテランまでよくやってるけど本当はダメなことです。
やってはいけないこと
- 指導者が学習者の限界を設定する
- 自分の経験や学んできたことを語りまくる
- 「初心者なので学習者と一緒に勉強するつもりでがんばります」と自己紹介する
もう1回確認しておきましょう!
では。
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【第12回】実践したら指導がうまくいくようになった3つのこと
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