指導者

【第13回】資器材管理

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この記事で解決できる悩み

  • 資器材を取り扱う必要があることを理解する
  • 資器材の準備や配置を考える
  • 資器材にトラブルが発生した時の対処法を知る

資器材はちゃんと取り扱い出来ますか?

画像:Laerdalより引用

資器材管理に必要な3つのこと

シミュレーション教育を行う上で資器材の使用は避けることができません。

指導者は全員、自分が使う資器材を管理(準備、操作、片づけ)できる必要があります。

本日は、資器材管理に必要なことをお話していきます。

資器材管理に必要なこと

  1. 準備と配置
  2. 実際の操作
  3. トラブルシューティング
  4. 片づけ

準備と配置

準備と配置で大事なことは「片づけのこと」と「導線」を考えることです。

配置は、会場の広さやコンセントの位置に大きく左右されることは覚えておいてください。

準備

準備で行うこと

  1. チェックシートを用いて物品の確認
  2. 動作を確認する
  3. 片づけのことを考え、スマホなどで画像を残しておく

準備をするときに、ただやみくもに物品を出したり、部屋のレイアウトを変更してはいけません。

終わった後、原状復帰して(元の状態に戻して)終了するのが一般常識です。

したがって、物品の収まり具合や部屋のレイアウトをスマホで画像に残しておくなどして、原状復帰できるようにしましょう!

チェックシートで物品を管理している場合もありますので、その場合は必ず事前にチェックシートで物品を確認します。

この時点で破損や欠品があれば責任者に報告します。

報告しないと、いつ無くなったのか、いつ壊れたかがわからなくなってしまうからです。

またこれから行う学習にも影響が出る可能性がありますから、必ず責任者に報告しましょう。

動作も正常か確認します。

例えば、BLS用のレサシアンでは換気で胸郭挙上するか、AEDがきちんと作動するか、などを確認しておきます。

配置

シミュレーション教育では、どのような配置で学習するのか、は2パターンあります。

指導するのに適した配置と実際の現場に即した配置の2パターンです。

それぞれについて考えていきましょう。

指導するのに適した配置をする場合

配置では「導線」と「評価のしやすさ」を考えます。

電子機器を使う場合、コンセントとコードが必ず必要になります。

コードが”動き回る学習者に最も邪魔にならない”配置と”指導者が学習者を評価しやすい”配置をなるべく両立できるように考えます。

ICLSでは模擬人形を用いるので、例に挙げてポイントを解説します。

じおーた
あなたなら、どうやって配置する?

じおーた
私の考える例を見て、「どういうことを意識してこの配置にしているか」考えてから先に進んでね

意識した点

  1. 指導者が気道管理の学習者を評価できるように足側に指導者が座る
  2. フィードバック時にホワイトボードで記録が見れるように学習者の椅子を配置
  3. 除細動器は導線をなるべく短く、模擬患者の頭側・左側に配置
  4. 学習者の常にシミュレータが視界に入ることで患者を意識させる
  5. シミュレータをはさんで立つとフィードバックしやすい立ち位置になる

上に挙げた点を意識して配置してみました。

これ以外にも理想的な配置は考えられますので、あなたの施設や考えも入れて配置してみてください。

フィードバックの立ち位置に関しては第5回を参照してください!

実際の操作

今の流行はレサシアン シミュレータ+SimPad

ICLSを始めとした医療系シミュレーション教育で最も使われるシミュレーターはレサシアン シミュレータと思います。

レサシアンシミュレータPLUS

SimPadで患者の設定ができ、CPRのパフォーマンス評価もできる優れものです。

他のシミュレータを使っていても同様ですが、自分の使う資器材の基本操作はできないと困りますよね。

慣れも必要ですので、先輩指導者についてもらいながら積極的に操作していきましょう!

レサシアンシミュレータとSimPadの取扱説明書のリンクを貼っておきます。

レサシアンシミュレータはコチラ

SimPadはコチラ

操作できるようになってほしいこと

とはいっても、取扱説明書を全部読むのは大変ですよね。

ICLSでできるようにしておくべき点を例に挙げておきます。

できるようにしておきましょう

  1. 電源コードのつなぎ方
  2. 電源のON/OFF
  3. 心電図波形の変更
  4. 気道の閉塞/解除
  5. 脈拍の触知可能/不能

心停止前の患者、例えば内科系疾患の急変、を扱う場合は上記に加え、以下の点もできるようにしておきましょう。

追加でできるといい点

  1. 血圧、心拍数、SpO2、呼吸数、体温の設定
  2. 呼吸音の設定
  3. 患者の発声(タイミングよく)

同じシナリオをよく使う場合(おまけ)

同じシナリオをよく使う場合は、あらかじめシナリオ順に患者の状態を変化していく設定を作っておくことも可能です。

タイミングよく展開していく必要はありますが、パラメータをいじり続ける必要はないので手間と設定間違いが確実に減ります。

じおーた
自施設ですでに設定されている場合もあるから確認してね!

トラブルシューティング

シナリオ中に機械トラブルが発生した、物品が破損した、物品が不足していた、などのトラブルに見舞われることは多々あります。

よく起こるトラブル、予想されるトラブルへの対処法は考えておきましょう

機械トラブル

機械トラブルは再起動してみるのが有効なことも多々あります。

再起動の時間をどうやって間を持たせるか、も考えておくと、慌てずに済みます。

ちなみに、レサシアンシミュレータとSimPadのリンクが切れるトラブルは数も多く、困るトラブルなので対処法を準備しておくことをおすすめします。

対応例

  1. スマホを持ち込まない(近づけない)、もしくは機内モードにしてもらう
  2. レサシアンシミュレータ、SimPadともに再起動する
  3. 有線のLANケーブルで接続する方法をできるようにしておく

狭い空間にスマホが多数あって電波が干渉しあうのが一因とされていたことがあります。

したがって、スマホを近づけない、ないしは機内モードなどで対応するのも1つの手です。

ただし、確証があるわけではなく、どれぐらいの空間でどの程度の数をどれだけ近づけたらリンクが切れるかははっきりしていません。

物品の破損、不足

消耗品も含めて予備を用意しておきましょう

例えば、気管挿管チューブ、除細動器のパッド、注射器、バッグバルブマスク、AEDなどです。

他に、延長コードや電池も予備があるほうがいいです。

指導者として、予備物品がどこに置いてあるか確認しておいてください。

破損や不足が生じたときにすぐに取りに行けるようにするためです。

片づけ

冒頭の準備の項目で述べた「片づけのことを考えて準備する」を覚えていますか?

片づけで行うこと

  1. チェックシートを用いて物品の確認をする
  2. 破損や紛失があれば報告する
  3. 画像や案内に従って原状復帰する

片づけのポイントは原状復帰がなにより大事です。

じおーた
原状復帰できてないと次から会場を使わせてもらえなかったりしちゃうからね。

まとめ

本日は、指導者としての資器材管理についてお話しました。

ちょっと退屈な内容だったかもしれませんが、指導者としてきっちり資器材を扱えるかどうかは大事です。

野球選手だって、自分のバットやグローブだけでなく、球場も大事にしますよね。

指導者も自分が使う会場、資器材を大事にしましょうね。

では。

じおーた
壊したとき用、日常の危機管理のためにAED1ついかがですか?


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じおーた

医師・投資家|専門を腎臓から救急に鞍替えした彷徨えるアラフォー. 投資、教育、勉強の記事を中心に書いてます. 「不易流行」変えるべきを変え、変えざるべきを変えず.

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