指導者

【第3回】学習者の行動を見る(必須)

スポンサーサイト

この記事で解決できる悩み

  • 学習者のどこを見るか?
  • 自分はどこにいて学習者を見るか?
  • 見逃してはいけない学習者のしぐさを知りたい

学習者が実技をしている間によそ見していませんか?

学習者のどこを見るか?

指導者は「学習者に提示した目標にそった行動」から見るべきです。

なぜなら、フィードバックが学習者に提示した目標の内容からされるからです。

例えば、提示した目標が「胸骨圧迫で5㎝以上胸壁を押すこと」であれば、学習者が胸骨圧迫している姿勢や結果に注目すべきです。

学習者に「指導者がちゃんと見ていること」を伝えるにはどうしたらいいでしょうか?

胸骨圧迫の初め5回ほどで「5cm押せてますよ!」とか「胸骨圧迫の深さ、ばっちりですね!」とポジティブフィードバックすると、学習者に「指導者がちゃんと見ていること」が伝わりますよね。

他の学習者も「この指導者はちゃんと見てくれる」と思うので、信頼度もあがり学習者の真剣みも増す効果があります。

適切なタイミングで、的確なフィードバックをするために、学習者の行動のどこを見るべきかは目標を提示した時点で決まるわけです。

じおーた
目標提示とフィードバックがわからないときは下の記事を読んでね!
あわせて読みたい
【第1回】目標を提示する(必須)

続きを見る

あわせて読みたい
【第2回】フィードバックをする(必須)

続きを見る

自分はどこにいて学習者を見るか?

2つの条件を満たしたポイントに立って学習者を観察すべきでしょう。

2つの条件とは「学習者が行動する際に指導者が気にならない位置」で、かつ「提示した目標にそった行動を学習者ができているか観察できる位置」です。

そして、時にはしゃがんだり、腰をかがめたり、と姿勢を変えても学習者の行動が的確に観察できる立ち位置、体勢を取りましょう。

学習者が行動する際に指導者が気にならない位置

学習者は自信のなさや不安から指導者を見ながら実技をしてしまいがちです。

しかし、実際に学習者に見て(実技して)ほしいのは目の前の患者(人形)を相手にしてほしいのです。

ですから指導者は学習者の斜め後ろなど、意図的に顔を向けないと目に入らない位置に立つのも有効です。

見逃してはいけない学習者のしぐさ

次にあげる学習者のしぐさは見逃してはいけません。

なぜなら、フィードバックをする絶好のポイントになるからです。

見逃すな!そのしぐさ

  1. 迷っているしぐさ
  2. 自信なさそうな発言や行動
  3. 動きが止まった

迷っているしぐさ

実技後に振り返るとき「どうして迷ったのか?」「なにに迷ったのか?」を聞きましょう。

学習者にとって迷う理由や選択肢があったことを指導者に教えてくれています。

(臨床)現場に戻ったときに、迷わず行動できるようにフィードバックするポイントです。

自信なさそうな発言や行動

正しい行動や発言なのに、学習者が自信を持てていないことはたくさんあります。

正しい行動や発言のときは即座にポジティブフィードバックをしましょう。

学習者は次から自信をもって行動することができます。

じおーた
第2回でやったフィードバックのPICOだね。

動きが止まった

動きが止まったときは、学習者に対して動きが止まった原因を確認しましょう。

「知識」が足りなくて動きが止まった場合、どれだけ待っても答えは出てきませんから、他の学習者に次どうするのがいいか、振ってみるのも1つの手です。

直接、ヒントを出すのも1つの手です。

知識はあるけど、2つ(もしくは2つ以上)の選択肢で迷っている場合は、テキストなど確認できるもので確認させて行動させましょう。

じおーた
上に挙げた3つのポイントはフィードバックする絶好の機会だから見逃さないようにね。

受講者の行動を見る上でのダメな例

BLSの指導の1コマです。

指導者は学習者に「人が倒れるところから、心肺蘇生を2分間するところまでやってみましょう。質の高い胸骨圧迫を意識してください。」と目標を提示し、実技が始まりました。

学習者はどことなく自信がなさそうです。

シナリオ中、学習者は自信なさそうにしているものの、質の高い胸骨圧迫もできていました。

指導者は、学習者の背中側ななめ後ろから「うんうん」と満足そうにうなずきながら見ていました。

実技が終わり、フィードバックしようとしたその瞬間、学習者は指導者を見て自信なさそうに言いました。

これでよかったんでしょうか?

解説

指導者は、「学習者の行動を見る」といってもただ見ているだけではダメです。

フィードバックに活かすために学習者の行動を見てください。

上の例で、指導者はどういう行動を取ったらよかったか、みなさんもうおわかりですね。

質の高い胸骨圧迫ができていた時点で、一言ポジティブフィードバックをすればよかったのです。

その一言で、この学習者は自信をもってその後の実技をすることができ、自信を深め、満足感を得たことでしょう。

まとめ

本日お話した内容は以下の3つです。

  • 学習者のどこを見るか?
  • 自分はどこにいて学習者を見るか?
  • 見逃してはいけない学習者のしぐさを知りたい

以上になります。

じおーた
学習者はちゃんと見てもらっているか気にしているよ!ちゃんと見てもらっているとわかるとまじめに学習するからね。

では。

第4回に続く
【第4回】コンセンサス、指導要綱を読み込む(必須)

続きを見る

この映画好きだったなぁ。


スポンサーサイト

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

じおーた

医師・投資家|専門を腎臓から救急に鞍替えした彷徨えるアラフォー. 投資、教育、勉強の記事を中心に書いてます. 「不易流行」変えるべきを変え、変えざるべきを変えず.

-指導者

© 2021 Powered by AFFINGER5