おはようございます、こんにちは、こんばんは。
じおーた(Twitter@JiotaQq8888)です。







ということで始めます。
本日の目次(タップすると飛ぶよ)
今までの年間予定配当金推移
予定配当金推移
まずはこの表をご覧ください。
2012年から2020年までの予定配当金の推移になります。過去、各年末の株のポートフォリオに記載してある株数に単純に1株当たり配当をかけたものの合計になります。実際にもらった配当額は、記録をしていませんでしたので、多少ばらつきがあるでしょうし、これよりも少ないと思います。
問題点は?
一言で言うと、右肩上がりになっていないことです。
この理由は以下の3つと分析しています。
ポイント
- 減配・無配リスクのある企業を高配当株ランキング上位という理由で買っていた
- 1株当たりの配当金の高さだけで、配当利回りを考慮せず割高な時に買っていた
- 将来の増配で配当利回りが上昇するという概念がなかった
2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が猛威を振るい、減配する企業が相次ぎました。
その中でも増配や配当維持する企業ももちろんありました。
私のポートフォリオで2番目の資産額を占めている双日の減配や日産自動車の無配によって受け取る配当額も減少したのです。
高配当株投資がうまくいっている投資家のみなさんは、減配リスクの低い企業とセクターの分散化、またコロナショックによる株の割安感からむしろ買い増し、受け取る配当を増額しながら、含み益を増やしているのが現状でした。
2019年まではよさそうな株があると、株価と配当の関係、つまり配当利回りだけで、企業の財務状況を分析せず、それこそ高配当株ランキング上位の株を積み立て買いするという負けて当然のスタイルで株を買っていました。
また、待つことができず、このまま上がったら買えなくなるかもしれないと思って、1株当たりの配当額のみを見てすぐに買ってしまっていました。したがって、配当狙いでも株主優待狙いでも割高なときに買ってしまったものが多かったのです。
もう1点、将来の増配、つまり増配によって年々配当利回りが改善するという概念もなかったのです。
例えば、株価1000円の株Aがあったとします。買った時点での1株配当は30円でした。すると配当利回りは3%です。A社は企業の売り上げも利益も絶好調で毎年1円ずつ増配していきました。すると、毎年0.1%ずつ配当利回りは改善します。さらに企業の売り上げも利益も絶好調なので株価も上昇しやすいと考えられます。
こういった会社の株を買っておけば、将来の配当利回りも改善することになります。
ちなみに2012年から2013年の配当が減っているのは、配当狙いではなく、低位株でのキャピタルゲインを主とした株取引を行っていたからです。
そして2013年以降2019年前配当が増え続けているのは、ただ単に入金力に任せた力技で配当が増えていただけで、非効率的かつ含み損を多く抱えた(今ではよろしくないと考える)投資スタイルだったからです。
改善したスタイルは?
次の4つの点を改善しました。
ポイント
- 減配・無配リスクの低い企業、累進配当政策を出している企業にポートフォリオをシフトする
- 1で挙げた企業のセクターを分散する
- 配当利回りを考慮し、自分の決めた株価以上の時は待つ(買わない)
- 〇〇ショック時に買う株を監視し、いつでも出動できるようキャッシュポジションを持つ
これで、安定した右肩上がりになる配当を得ることができるのではないでしょうか。
過去を振り返る
武田薬品工業(4502)
私の日本株ポートフォリオで30%弱を占める銘柄です。
日本で売り上げ1位を誇る武田薬品工業は、1株あたりの配当が180円で固定されています。
そこに目をつけた私は、武田薬品工業の株を増やせば、定期的に安定した収入につながると考え、毎月買い付けるドルコスト平均法で積み立てていきました。受け取った配当の推移は下記のグラフのとおりです。
こうして10年間で945540円の配当を受け取りました。
ところが、この株の1株あたりの平均取得額は4598円です。2021年3月8日現在、武田薬品工業の株価は3905円と含み損の状態です。
ただし、武田薬品工業に限って言えば、完全に失敗とはいいがたいのも事実です。
その理由は減配がなかったことと配当と合算すると利益がでていることです。
減配がないというのはかなりの長所で、グラフの通り、安定した収入が見込めます。そして、945540円の配当を1株あたりになおすと約1000円もらっていることになります。そうすると、1株あたりの平均取得額から配当分を除けば、3598円以下にならなければこの10年間で損失が出ている状況にはなりません。
武田薬品工業は3600円が配当利回り5.00%のラインになりますから、ここを割ると戻してくるのも早いです。したがって今後も1株当たり180円の配当が維持される限り底堅い銘柄であり、私にとっては合計では損失を出さない銘柄となります。これらの点を勘案すると必ずしも失敗した銘柄とは言えません。
もし昔に戻れるのであれば、この反省を踏まえて、おそらく3600円を割ったときに武田薬品工業の株を買い増すという戦略を取ります。
今後は、大幅に値上がりするようであれば、一部売却し、ポートフォリオでの割合を減らすと思います。
日産自動車(7201)
こちらは完全に失敗した例として挙げておきます。
2019年に1株当たり配当が57円となり、配当利回りが5%を超えたため買っておりました。
その後、ゴーン氏の逮捕、逃亡劇などで株価は急落、2020年には1株あたり配当10円、2021年は無配予定の銘柄なのは、みなさん記憶に新しいと思います。
株初心者には難しい話ですが、営業利益は2017年を境に右肩下がりですし、2019年にはEPSがガクンと下がりました。
この時点で買ってはいけない銘柄なのですが、高配当株ランキング1位に目がくらみ失敗いたしました。
高配当株でも売上、営業利益、EPSが右肩上がりの企業は減配、無配のリスクが低く、増配の可能性もあるので、そういった企業を選びましょう、という教訓になりました。
現在の投資スタイル
次の4つのルールを決めています。
ポイント
- セクターも含め分散投資
- 買いたい衝動はSBIネオモバイル証券で満たす
- 配当利回りと過去チャートから買い増す上限を設定
- レンジの下限では単元で買う
セクターも含め分散投資
現状、私が今後のポートフォリオで主力にしようと考えている銘柄は次の3銘柄です。
- 三菱商事(8058)
- 日本電信電話(9432)
- 三井住友フィナンシャルグループ
セクターも総合商社、情報・通信、銀行と分かれております。
ただ、三菱商事、三井住友フィナンシャルグループは2021年3月時点で株価が高いため、様子見の日々が続いております。
これ以外に準主力銘柄として国際帝石(1605)、JT(2914)、ブリヂストン(5108)、三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)、東京海上ホールディングス(8766)、KDDI(9433)をピックアップしております。
買いたい衝動はSBIネオモバイル証券で満たす
SBIネオモバイル証券は毎月の管理料220円で月50万円まで売買手数料が無料となります。しかもTポイントが毎月200ポイント還元されるので実質20円で月50万円まで売買できる証券口座です。
これを活用して、1日1株の株を買うことで、買いたい衝動を抑えております。
これが意外に効果的ですし、毎日買うので、自分のピックアップした銘柄で一番割安そうな株を選ぶためチャートを見たりします。
チャートの確認もできて、衝動も抑えられて一石二鳥です。
みなさんは年間何日、東京証券取引所が開場しているかご存知でしょうか?
2021年は245日です。
ただし、1株2000-3000円の株を毎日買うとなると・・・50~75万円が必要になりますね。
お小遣い制の私にとってはこの資金捻出も苦しいところです(笑)。今までの配当や他の利益を元本にしてコツコツと買っています。
いずれは、SBIネオモバイル証券の株でこれができるようになるとうれしいですけどね。
昨年は8か月で約2万円の配当でした。1年だと約3万、75万までは25年かかってしまいますね。
25歳から始めると、50歳には入金なしで株を毎日楽しめます!
配当利回りと過去チャートから買い増す上限を設定
増配が期待されるからと言って、右肩上がりの株価でずっと買い続けるわけにはいきません。
したがって、自分なりにこの株は終値で〇〇円以上になったらSBIネオモバイル証券でも買うのは見送り、下がるのを待つとしています。
昔はできなかった「休むも相場」や「取引には買う、売る、待つがある」を実践しています。
レンジの下限では単元を買う
これは週足や月足でチャートを確認し、何回もそのラインで下落が止まり上昇に変わるライン、いわゆるレジスタンスラインを見つけて、そこにタッチするもしくは割り込むときには単元で買うようにしました。
株主優待銘柄、高配当銘柄、短期売買用の銘柄いずれでも意識しています。
またレンジではないですが、移動平均線は意識していて上昇基調にある銘柄でも25週移動平均線に戻ってくるところで買う、などこちらも待てるようになってきました。
小まとめ
高配当株投資(株主優待も含む)をするうえで、大事なことは1円でも安く買って配当利回りを上げることです。
そのためには自分が納得する株価まで下がるのを待って買う必要があります。
人間は買いたい衝動を抑えることがなかなか難しいですし、僕も正直難しいです。
これに対しては、SBIネオモバイル証券で1日1株買うことで衝動を抑えました。
これによって単元以上で買うときは待てるようにしつつ、納得できる株価で購入しています。
買いたい株価になったときすぐに買えるように一定比率の現金を保有しておくのも重要ですね。
そして、最も大事なことは減配・無配リスクが低く、収益が安定し増配(少なくとも維持)が見込める企業の株をなるべく安く買うことです。
あらかじめルールを決めておくことで投資にかける時間を減らすこと、安定した収入を増やすことはこれまで述べてきたほかの投資と同様に一貫したスタイルです。習慣化することで気づいたときに資産が増えている、そんな状況を目指しています。
まとめ
本日お話した内容は以下の3つです。
- 日本株開始から現在までの受け取った配当金の推移
- 私が失敗したと思っている日本株投資経験談
- 現在の日本株投資スタイル
以上になります。
日本株投資は、ポートフォリオも複雑なので、推移を今後も挙げていきたいと考えています。
高配当株投資で安定した収入を増やし人生を豊かにしましょう。
投資は自己責任で!
では.