この記事が参考になる悩み
- 大学生になって、「勉強が高校までとなんか違うぞ」と感じる
- 「医学生になったら将来安泰だ」と信じている
- 大学生、社会人になってからうまくいかないと思うようになった
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
じおーた(Twitter@JiotaQq8888)です。





高校生・大学生・社会人と成長するにつれて勉強の在り方、自分に求められることは変化します。
それに伴って、自分の勉強の捉え方を変化させましょう!
勉強の捉え方
- 高校生:ライバルと競って点数を多くとる、正解のある問題を答える
- 大学生:正解のない問題の答えを考える力をつける必要がある
- 社会人:自分で問題を見つけて(作って)、その答えを考える必要がある
ということで始めます。
本日の目次(タップすると飛ぶよ)
勉強とは
あなたにとって『勉強とは?』
日本国語大辞典によると、勉強とは「将来のために学問や技術などを学ぶこと、また社会生活や仕事などで修業や経験を積むこと」とされています。
テストの点数をあげることや、となりの人と自分を比べることを意識しすぎていませんか?
もし、上の質問に「はい」か「Yes」と答えるなら、この記事を読んでみてください。
きっと勉強の捉え方が変わるでしょう!
勉強の捉え方
高校生まで
ポイント(高校生)
- 誰かが作った、正解のある問題を答える
- 本質は「苦手分野の克服」にある
高校生までは「テストの点数をできるだけ多くとること」を目標にすべきです。
高校までに習う学習項目は、実は、『社会に出てから役立つ基礎知識、教養になっていること』ばかりです。
したがって、「テストの点数を多くとれる=社会に役立つ基礎知識、教養をまんべんなく習得している」といいかえることができます。
大学に進学するしないに関係なく、テストの点数が多くとる理由はこれです!
もちろん、大学に進学するなら、入試に合格しなければなりませんので、点数をとるための勉強が必要になりますね。
点数を最大化するには、苦手分野の克服をしなければなりません。
ちなみに、「点数化できる=正解のある問題」です。

大学生
ポイント(大学生)
- 誰かが作った、正解のない問題の答えを考える力をつける必要がある
- 本質は「得意分野の発見」にある
- 大学の教官は教員資格を持っていない
大学は点数を取りにいくところではない
大学生になったら、高校生までの点数至上主義は一切捨てましょう!
そもそも、大学在学中の点数は社会人として有用かどうかに関連しません。
そしてもう1つ、大きく変わることがあります。
それは「正解のない問題が出される」ということです。
大学生になったら、正解のない問題に対して自分の答えを出すことが求められます。
自分が深く知識を身につけ、その知識をもとに様々な問題に対して自分なりの答えを構築していく力を伸ばす期間です。
したがって、他人の点数と比較することには全く意味がありません。
大学の教官は教員資格を持っていない
もちろん、大学にも教育カリキュラムはありますし、カリキュラムにしたがって講義が行われます。
医学部医学科であれば、医師になるために必要な講義は用意されるでしょう。
ただし、大学の教員は教員資格を持っていません。
このことが意味することは、大学生にわかりやすい授業をしようと勉強していないということです。
自分の好きなこと、要するに専門分野の講義をしているだけの教官も含まれます。
そういったわかりにくい講義を受けつつ、自分のやりたいこと・好きなことを発見する場所、それが大学なのです。
『やりたいこと・好きなことから自分の得意なことや武器になることを発見する』これが大学の勉強だと考えます。
大学は、教官が手取り足取り教えてくれて医師にしてくれるような予備校ではないのです。

社会人
ポイント(社会人)
- 自分で問題を見つけて(作って)、その答えを考える(出す)必要がある
- 本質は「得意を伸ばす」「強みを作る」ことにある
- 医師ならば、答えの点数は100点満点以上を求められる
医師は職人?
医師は技術を習得しないといけない面があって、ある意味『職人』に近いと思います。
自分の技術を磨くのに、他人からアドバイスをもらうことはできても、結局モノにするには自分で身につけるしかありません。
この得意を伸ばす、強みを作ることが専門医になっていく過程ではないでしょうか。
苦手は人に頼る、これも大事です。
自分の苦手は、他人の得意かもしれません。
自分の専門外は、専門の他人に診てもらうことで医療も成り立っていますよね。
だから社会人では苦手を克服するよりも『得意を伸ばす』『強みを作る』べきです!
コラム~落合監督の回答~
コラム
日本プロ野球史上最多3度の三冠王に輝いた落合博満氏の話です。
中日ドラゴンズ監督時代、優勝を飾ったoffにBS放送の特番で小学生の質問に答える場面がありました。
小学生からの質問は「どうしたらホームランがたくさん打てるようになりますか?」でした。
落合氏の回答は「人が100回素振りをするなら、1回でも2回でもそいつより多く素振りをしろ。そのわずかな積み重ねがきっと人より多くホームランを打てるようになる。」といった主旨でした。
子供が喜びそうな答えをすることもできたはずですが、落合氏は小学生の質問にも全力で返答していました。
たとえ相手がだれであっても自分のすべてで対応するプロ意識と、人が成しえなかったことを成し遂げた人の努力のすさまじさを痛感させられた出来事でした。
なにを問題と捉えるかは自分次第
高校生、大学生までは教師や教官が問題を提示してくれていました。
社会人になると、常に問題を提示してくれて「これを解きなさい」なんて言ってくれるわけありませんね。
自分で「何が問題なのか」を見つけ、その問題にどう対処するかの「答え」を出さなければなりません。
当然、正解など存在しません。学生時代の点数なんて、社会人としての評価に関係ありません。
医療で正解と呼べるものがあるとすれば、「患者の要望をすべて満たすことを医師として提供できるもの」でしょうか。
「病気を治す」点から考えると、「副作用や合併症を起こさずに健康な状態に戻す」のが最低限のラインと言われそうですよね。
このラインは100点満点で例えるなら100点です。
したがって、医師は常に100点以上の答えを要求されていると考えております。
まとめ
本日は、「高校生、大学生、社会人それぞれで勉強の捉え方を変えるべき」という話をしました。
今は腑に落ちない感覚もあるかもしれませんが、意識してみてください。きっと腑に落ちる日が来ます!
勉強の捉え方
- 高校生:ライバルと競って点数を多くとる、正解のある問題を答える(苦手の克服)
- 大学生:正解のない問題の答えを考える力をつける必要がある(得意の発見)
- 社会人:自分で問題を見つけて(作って)、その答えを考える必要がある(得意の強化)

医師の知識や技術は、当然受け継がれていくべきものだと思います。
一子相伝とまではいかないけど・・・。
では。
一子相伝と言えばこれですよね。「お前はもう死んでいる・・・」
