おはようございます、こんにちは、こんばんは。
じおーた(Twitter@JiotaQq8888)です。
本日は医学生いがっくんとの会話で始まります。




ということで、始めていきます。
本日の目次(タップすると飛ぶよ)
投資を始めるまで、始めたあと
家計管理を妻に握られた・・・
医師は大学を卒業すると、各病院に就職して、初期研修医として2年間初期研修を行います。
初期研修の給料って病院にまちまちなんですが、暮らしていくには十分ですし、研修を兼ねた仕事は本当に忙しく、自分の時間ってあまりないんですよね。
なのに、なのにですよ、なぜか、2年間で貯金がほとんどなかったんです!
そして、医師3年目、後期研修開始となりましたが、そのとき、妻に銀行に連れていかれました。
月20万円、銀行口座から引き落としで積立貯金することになったと同時に、収入のすべてが妻の管理となりました。
月5万円と学生時代からの通帳1つが私の全財産となったのです。
今思えば、両学長@リベ大のいうお金の「貯める力」に妻は長けていたんです。
妻は、私より少ない収入でもはるかに貯金してました。
浪費していた私に「貯める力」を見せつけたのでした。
ですが、本当に「貯める力」の重要性を認識したのはまだずっと後のことです。
こうして私は月5万円のお小遣いが唯一の収入となりましたので、これを増やそうという考えに至りました。
これ以降、「稼ぐ力」をバズらせることに注力していくことになります。
安易な考えで株を始める
それまで投資をしたことはありませんでした。
唯一投資に関係することとしては、大学生の時に読むことを挫折した「金持ち父さん貧乏父さん」です。
この本を引っ張り出し、読みました。
読んだ結論は、資産を買う=不動産は買えないから株を買おうでした。
投資を始めるにあたって、事前に株の本を読むなどすることもなく、株を買えば儲かる!という安易な考えで株を始めました。
初めて買った株は、自己紹介でも書きましたが、ビックカメラ(3048)です。
その次に考えたことは、自分の詳しい業界、つまり医療界で安定していて配当が高い会社の株を買おう!です。
そこで目を付けたのが武田薬品工業(4502)です。
どんなときも1株当たり180円の配当を出してくれ、日本の製薬企業売上高ではずっと1位の企業という2つの理由でした。
これをどんどん買い増していくことで、毎年安定した収入が増えると考え、年々買い増していきました。
今なら武田薬品工業の株は3600円を割ったときにしか買わないのですが、このときは何も考えず、毎月数万円買い増していました。
いまでは日本株ポートフォリオの3分の1を占め、評価損益も大幅マイナス(注:配当を勘案するとマイナスは少ないです)と失敗しております。
さらに大きく稼ぐことを夢見て・・・
なかなか資産が増えないことにじれったさを感じ、株の本を読んで勉強するようになりました。
しかし、本業の医師としての自己研鑽に多くの時間を割かざるを得ない状況で、株の銘柄やファンダメンタルズを分析する余裕がありませんでした。
そこで、時間をかけずにできる投資として、また分散投資の意味でも米国株、ダウの犬投資法にたどり着いたのです。
ただこれも増えるには時間がかかります。
そして、稼げると名高いFXにも手を出していったのでした。
裁量トレードは、チャートに張り付いていられないことも多く、スキャルピングやデイトレードは厳しいと考えていました。
時間をかけずにできるFXと言えば、高金利通貨のリピート系FXが一番だと考えました。
時は民主党から自民党へ政権が戻り、アベノミクスを迎えようとしていました。
1ドル80円台から円安が加速、豪ドル円のリピート系FXはボラティリティも高く、有名ブログを参考に設定すれば
どんどん利益確定され口座内にお金が増えていきました。
みなさん、もうお分かりですね、あまり考えずに、苦労せずにお金が増えるとどうなるか・・・。
大きな2つの失敗
豪ドル円のリピート系FXはスワップに加え、回転率もよかったので、積み立てていた定期預金の半分を資金投入しました。
さらに、ブログで言われていたリスクよりもさらにリスクを取り、レバレッジをあげていました。
月利5-20%稼げるのですから、稼げるという欲に完全に飲み込まれていました。
チャイナショックで損切
2015円6月に中国株の暴落が起きます。
豪ドルは中国経済の影響を受けやすい通貨と言われており、中国経済にpositiveだと豪ドル高、negativeだと豪ドル安で反応します。
そのため、2015年6月のチャイナショックで豪ドル円が急落!
100円台でも買いで入っていたポジションはあっという間に含み損となっていました。この頃から気になって気になって眠ることができない日が続きました。
証拠金維持率が130%を割ってしまったため、約300万円の損切を余儀なくされました。
それでもアベノミクスの影響による円安で稼いだ利益内の範疇でしたし、元本を割っていなかったことから
まだいける!と判断し、反省することなく、むしろ、取り返そうとしました。
豪ドル円にトルコリラ円も加えて、再度リピート系FXを再開したのです。
Brexitでロスカット
以前よりは抑え気味ではあったものの、レバレッジをかけすぎていました。
取り返そうとして、強気の設定でいたのです。
2016年6月まで、またしても月利5-10%のペースで稼いでおりました。
Brexitの際も、イギリスがEUを離脱するわけなんてないと信じていました。
そして国民投票で離脱派が勝利したニュースが流れたとき、またしても豪ドル円、トルコリラ円は急落。
国民投票当日は持ちこたえたものの、損切する決断もできないまま翌日を迎え、強制ロスカットされました。
FXの資金90%、約1000万円を失ったのです。
後々、地政学の本を読んだとき、イギリスがEUから離脱する可能性も十分にあったことを理解しました(詳細は割愛します)。
そして私は、しばらくFXを休止することにしました、いや、FXを再開する気力がありませんでした。
失敗から学んだこと
- 勉強をせずに、実践してはいけない
- 適正なリスクを取るのが投資、適正でないリスクを取るのは投機
勉強をせずに、実践してはいけない
株式投資もFXも深く勉強することなく、実践をしてしまいました。
今なら武田薬品工業(4502)の株価が3600円以下の時に買い、それ以外は見送っているでしょう。
リピート系FXの設定が、有名ブログはなぜ自分より儲からない設定なのか、考えませんでした。
適正なリスクを取って、リターンを享受する、この考えを調べ、身体にしみこませることをしませんでした。
医学の分野では、勉強し、知識を得て、スキルを磨き、実践する、当たり前のことです。
投資の分野では、それをしませんでしたし、できませんでした。
適正なリスクをとってリターンを得るのが投資
有名ブログより儲かることに有頂天になり、度を超えたリスクを取りました。
取り返そうとして、さらに無謀なリスクを取りました。
元本のほとんどを失うのは必然だったのです。
夜も眠れないくらい、投資(というより投機)のことが気になってしまうのは本末転倒です。
倍返しの意思
それでも私はあきらめるという選択をしませんでした。
幸い、日本株、米国株に資産を配分していたこともありますし、本業で元本を稼ぐこともできる状況にありました。
2017年は大学院も修了し、以前より投資に勉強を割く時間もありました。
出会ったたくさんの書籍とYou TubetチャンネルとTwitterのおかげで、投資の本質が少し理解でき、自分のスタイルが確立されつつあります。
バフェット氏の言葉「みんな急いで金持ちになろうとしている。」はまさに私のことを指しておりました。
急がずゆっくりと着実に倍返しをしていきたいと思います!
まとめ
本日お話した内容は以下の3つです。
・投資を始める前と始めた後
・FXで大きな損切とロスカット
・損切とロスカットで元本を大きく失ったことから学んだこと
儲かっているときこそ、リスク管理を徹底しましょう。投資では市場から退場させられないことが最も重要です!
次回は、現在の投資スタイルを確立するまでの過程を綴りたいと思います。
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投資は自己責任で!
では.